情報系大学生の趣味ブログ

趣味を探すため様々なことに挑戦していきます。簡単に言えば雑記です。

【読書感想】『影との戦い―ゲド戦記〈1〉』

今回は、ゲド戦記の一作目である、影との戦いを読みました。

ゲド戦記といえば...スタジオジブリの「ゲド戦記」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。僕もその一人です。

しかしそちらの作品は、改変し過ぎのようで、原作ファンにはあまり歓迎はされなかったようです。原作者のアーシュラ・K・ル=グウィン氏にも試写会で「私の本ではない。吾朗の映画だ。」といわれたみたいです。

ですので、映画とは全く別の物語だと思って読んだ方が良さそうです。

またこの作品はかなり前に書かれたもので、日本語訳版は1976年に出版されています。

昔の本っていいですよね。それだけで趣があるというか、文章も少し硬くて読みづらかったりしますよね。それがいいんです。

 

今からやっと感想を書いていきます。

主人公ゲドの性格ですが、もともと魔法の才能に恵まれているのに、それに反比例するように精神面のコントロールが下手くそなのが目立つ少年でした。 しかし読んでいてストレスが溜まることはありませんでした。それは子供だから仕方ないという見方や、いい歳になってもやはり成熟していないゲドの性格を見ても、小さい頃からそうだったもんなと納得できてしまう書き方が素晴らしいからだと思いました。

最後には、自分の影の部分を受け入れる。自分のいいところだけを考える(悪いところから目を逸らす)のではなく、悪い面の自分とも共存する、という人生において大事なことが比喩されているんだとすぐに気づくことができました。

この比喩に隠されているメッセージが多くの子供にも読まれているわけですから、大勢の読者のその後の人生に大きな影響を与えているかもしれないですね。

それだけ色々と考えさせられるほど、メッセージ性の強い作品でした。

まあでも正直に言って、ゲド戦記に触れられたしもう満足しちゃったんで、二作目はしばらくは読みません。

熱中するほどではなく、通学の電車の中で読むにはちょうどいい感じでした。おかげで読むのに一週間かかりました。

読むスピードを早くしたい!(切実に)もっと感想を書けると思っていたのに、あまり覚えていないのも単に記憶力の問題だけじゃなくて、読むのが遅いが故の記憶力の問題かもしれないと自己分析してみました。

こう言った感じでい自分を見つめ直すことで、人生の困難を上手く切り抜けられたらいいなぁと思います。

ということで、ここまで読んでくださりありがとうございました!

 

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