情報系大学生の趣味ブログ

趣味を探すため様々なことに挑戦していきます。簡単に言えば雑記です。

【読書感想】『Another(上)』綾辻行人

 

夏はホラー、ということで今回はAnother(上)を読みました。

 

実はこの作品に初めて触れたのは、アニメ版でした。何年か前にやっていたニコニコ生放送の一気見放送でどハマりしてしまいました。ラストに近づいていくにつれて謎が溶けていくあの衝撃と、現象によって人間性が崩壊した生徒たちの人怖、そしてあの緊張感。たまらないです。

僕は、原作厨(?)なので、映画やアニメで気に入った作品は原作である漫画や小説を購入することが多いです。アニメの内容は覚えてはいますが、また見返したいなあと思ったので、昨日から今日にかけて原作である小説を読んでみたわけです。

 

さて小説の方に話を切り替えます。ここからはネタバレ注意です。

 

まず、設定の作り込みが素晴らしいなと感じました。時代設定は1998年で、今よりも一昔前。めっちゃ個人的な話ですが、僕は現代のハイテクに囲まれた時代よりもアナログな時代の方が好きなんですよね。(例えるならスマホじゃなくてガラケー、調べ物をするには図書館を利用するみたいな)。そういった点で冒頭から話にのめりこんでしまいました。

 

内容は、夜見山北中学校の3年3組は25年前から生徒とその2親等以内の誰かが毎月死んでしまうという現象が起こっていた。またそれはある年とない年があるという。

その話を知らされていなかった転校生の主人公榊原恒一がその真実を知り、それからどうアクションを起こすのか!というところで上巻は終わりました。

簡潔にまとめるとこうですが、400ページ以上で主人公になった気持ちでだんだんと疑問が解消されていく、ハラハラドキドキ感がたまりませんでした。スラスラとページをめくる手が止まりませんでした。

登場人物の主人公榊原恒一くんはちょっと空気が読めないのかなというくらい突っ込んだり、ストーカーっぽかったり僕はちょっと苦手ですね。物語を展開させるには必要な性格なんでしょうが。見崎鳴ちゃんはミステリアスな性格で、片目が義眼でいつも眼帯をつけている(見えないものが見えると理由から)人物で、とても魅力的に描かれていました。

 

アニメでラストまで話は知っていますが、小説でさらに内容を深く知れたらなと思います。もちろん次は下巻を読んでレビューしますよ!

では!

 

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